SunSister Suicider’s所属 CrazySam選手のインタビューを元チームメイトのMolisが行った。過去の経歴や選手としてのルーツをたどる。

【PUBG】CrazySam選手インタビュー(前編)「本当に厳しい世界であると痛感しました」

WRITTEN BY "Molis"
2019.05.29

【PUBG】CrazySam選手インタビュー(前編)「本当に厳しい世界であると痛感しました」

DMMが主催する”PUBG JAPAN SERIES”(PJS)も、先日行われたseason3 Phase1 PaRを皮切りにGrade1、Grade2の開催を迎えようとしている。

今回、PJSのαリーグから”SunSister Suicider’s”で活躍している”CrazySam”選手に、過去同じくSunSister Suicider’sに所属していた”Molis”(選手登録名はMolisJP)がインタビューを行った。

チームの中ではおちゃめで気配り上手、プライベートでは真面目で物事一つひとつに集中して熱くなるサム選手。より彼のことを知ってもらうとともに、昔のことと今後のことについても触れていきたい。


CrazySam


マウスコントロール能力、タップ速度、状況判断など、撃ち合いに関係する全てのスキルにおいて日本トップクラス。圧倒的な殲滅力を武器にチームではアタッカーを担当する。一見クールで無口だと思われがちだが、実は配信中に寄せられているコメントのほとんどに返事をする程のおしゃべり好きである。

経歴・実績


[PUBG]
PJSseason1 Phase1 Grade1:1位
Hong Kong PUBG World Invitational 2018(香港):13位
PUBG JAPAN SERIES βリーグ Phase2:8位
PUBG JAPAN SERIES βリーグ Phase1:6位
PGL PUBG Spring Invitational(ルーマニア・ブカレスト):12位
PUBG JAPAN SERIES αリーグ Phase2:2位
PUBG JAPAN SERIES αリーグ Phase1:1位
PUBG ASIA INVITATIONAL at G-STAR 2017(韓国・釜山):19位(SQUAD)
PUBG JAPAN CHAMPIONSHIP2017:1位

[AVA]
AVA ODL2017 Season2:1位
AVA EWT2016 AVAれ祭り2016横浜の陣:1位
AVA RST 2016 Season1:2位
AVA MST Season1 2016:2位
AVA Escape Tournament 2016:3位
AVA CST 2015 Season2:1位
AVA LMT 2015 Season1:1位
AVA ODL 2015 Season2:3位

プロゲーミングチーム【SunSister】
2010年12月に設立、今年で9年目となるプロゲーミングチームは業界でも古参に位置付けされる。PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS、大乱闘スマッシュブラザーズ、FORTNITE、Rainbow Six Siege、Call of Duty:WWII、Alliance of Valiant Armsで活動しているチーム。幅広く部門を作り上げているが、どの部門でも優勝を持ち帰ることが可能な選手が集う。


――PCゲームはいつから始めました?


小学6年生、12歳でFPSデビューしました。一番最初にやったのは”スペシャルフォース”です。PCゲームではなく、コンシューマーだと9歳くらいに”ゴールデンアイ”をプレイしたのが初めてでした。

子供の頃からアクション映画が好きで、その中でも特にガンアクションが大好きだったんです。当時インターネットで、キャラクターが銃を持っている広告をたまたま見かけて、それがまさにスペシャルフォースでした。そこから興味をもってPCゲームを始めたのがきっかけです。

――当時スペシャルフォースなどでクランやチームに所属してましたか?


クランやチームってものではないですけど……。もともとコンシューマーゲームをやっていたこともあって、十字キーで動かせると思っていたんです。その操作に戸惑って、そこまでの実力がなかったので、周りのリアルな友人とワイワイ楽しくプレイしていました。周りの友達を誘って、興味をもたせて、買おうぜ!って(笑)

高校生までは、基本ネット上の友達ではなく、リアルなフレンドを巻き込んで遊んでいました。自分にとっては、そのぐらい積極的になれるほどFPSは魅力のあるゲームなんです。

――当時のPCはどんなものでした?


一体型のPCで、マウスが昔の乾電池のレーザータイプのマウスでプレイしてました。

――初めてのチームは?


覚えてないです……(笑)ガチなチームには所属はしてなかったです。中途半端にやるくらいなら、リアフレとガチでやるのと変わらないかなって。リアフレとやってるほうが気が楽というのもありましたしね。

――プロチームはいつが初めて?


“DeToNator”が初めてです。クラン戦とかでの真剣な練習も初めてでした。大会自体はリアフレとワイワイしながら出たこともあったのですが、プロチーム所属として参加したときは、大会通して張り詰めた空気を感じました。

当時所属してたDeToNatorで、会話の質の高さを反省会などを通して経験することができました。
そういえば、ユニフォーム着たのもそこが初めてで、当時物凄く嬉しかったことは今でも鮮明に覚えています!

プロゲーミングチーム【DeToNator】
“Alliance of Valiant Arms”というFPSで2009年9月13日に設立され10年目を迎えるプロゲーミングチーム。2016年より海外拠点を構え、海外のプロリーグに参戦。数々の有名選手や有名ストリーマーを輩出しており、日本で最も有名なチームの一つである。


――チームに入って困惑したことなどありました?


オンラインでは上手くいくものの、オフラインでは大きなプレッシャーがあって、全然うまくいかなかったですね……。あとは当時、Alliance of Valiant Armsの基本的な立ち回りなど知識不足や経験不足からくる失敗がたくさんあって、チームメンバーにはしょっちゅう怒られていました。

それでもAIMが自分の持ち味なので、そこで取り返していました。自分自身が負けず嫌いってのもあって、悔しさをバネに練習量がものすごく増えましたね。ただ、ちょうど正社員で働いていた時期でもあったので、仕事が終わって帰宅して、すぐにチーム活動。そんな生活だったので、肉体的にも精神的にも疲労困憊でしたね。初めてガチなチームに入って、社会人とゲームを同時に本気でやることに慣れていなくて大変でした。

……Molisさんもそうだと思いますけど、ギスギスした環境でやるってなると精神的にもかなり削られるじゃないですか(笑)勝つためには当たり前なんだけど、選手同士のぶつかり合いもあったし、ミスをすれば舌打ちするような人もいたし、何やってんの?とかの言葉も投げられた時期もあったし、それはやっぱりスポーツ同様で、本当に厳しい世界であると痛感しました。だからこそ、友達とやってる時と違うってより一層感じられました。


【PUBG】CrazySam選手インタビュー(後編)「チームが困難に陥ったときは自分が道を切り開く」
https://game-sport.jp/article/59

Molis1991年生まれ、東京都在住、2019年ライターとして始動。PCゲーム、ネットが専門。
選手としてOverwatchやPUBGで活躍、現在もプロゲーマーとして活動している。