APEX部門所属であるshomaru7選手(翔丸)のインタビュー。選手としての活動や今後の展望、e-sportsについて語る。

SunSister shomaru7選手インタビュー(後編)「意識的な意味で”世界一を取るための練習”をしていかなければいけない」

WRITTEN BY "Molis"
2020.05.22

SunSister shomaru7選手インタビュー(後編)「意識的な意味で”世界一を取るための練習”をしていかなければいけない」

本記事はSunSister所属 shomaru7選手のインタビュー内容の後編となります。前編はこちらからご覧ください。
SunSister shomaru7選手インタビュー(前編)「元々は格闘ゲームやパズルゲームをやっていた」
https://game-sport.jp/article/160



人気ストリーマーになったきっかけとは?


Molis:shomaru7君は「ぷよぷよ」や「バイオハザード」だったり、かなり他ジャンルのゲームをプレイしてきてるなって思うんだけど、そもそも配信を始めたのはいつからなの?

shomaru7:配信歴はざっくりなんですけど1年と7ヶ月くらいですね。そもそもは「DeToNator」のAVA部門に所属している時に、フラグムービーとかをチマチマ出してて……。「AVA」をやめた後は「PUBG」をTwitchで配信してたんです。人気って程ではないですけど、キッカケになった動画はこれになりますね。
https://youtu.be/7bDZY8esEbI

この動画はFPSの基本のレレレの動きになるんですけど、この動画を出してから視聴者数が伸びる様になってきました。

Molis:なるほどねー!いま、凄い勢いで再生数やフォロワーの数が増えてるよね。実は、前から聞きたいなと思ってたんだけど、チアーやサブスクして頂いた時にやっている「3150」ってあるよね。その由来って聞いてもいい?

shomaru7:これは純粋に亀田史郎さんをリスペクトしてやらせて頂いてます!亀田史郎さん見て、これ配信で使いたいなーって思って、使ったのがきっかけですね。

Molis:そうだったんだ。配信初めて見た時はインパクトがデカくて、びっくりしたよ(笑)。そういった配信をしていると言語力というか、そういうのが培われそうだけど、今後もし機会があって実況・解説などのチャンスがあったらやってみたいって思ったりする?

shomaru7:もちろん、ありますよ!ただ、選手を続けてる間は難しいかなって思っていますので、選手を辞めたら……ですね。

「DeToNator」とは?
2009年9月13日に設立されたプロゲーミングチーム。海外にも拠点を構え活動をしている日本唯一のゲーミングチームとして、海外のプロリーグにも参戦している。


前回のオンライン大会で痛感したこと


Molis:shomaru7君の前回大会を終えて感じた事を教えてください。

shomaru7:率直に圧倒的実力不足と感じました……。撃ち合い・立ち回り・知識この3つが不足していたように感じましたね。特に撃ち合いに関しては他の二つがあって、初めて自身の持っているAIMに繋がった”撃ち合い”ができるのがFPSだと思っています。圧倒的力不足を痛感しました。試合自体は、各ラウンド撃ち合わせてもらう事ができなくて辛かったですね。

メンバー変更を経てのぞむ次の大会。今のチームは?


Molis:Tenchan選手が脱退してHikarufrench君が新加入したり、チーム内で変更がいくつかあったよね。何か変わった事はある?

shomaru7:メンバー変更があったのもありますが、練習期間を非常に多く設けて頂けてる事もあり、今は圧倒的成長を感じています!最近のスクリムでは上位を取る事もあり、右肩上がりですね。

※3/21に行われたALGSのオンライントーナメント#2では予選を勝ち抜き、決勝ラウンド総合5位という好成績を残している。

個人的な練習はしている?


Molis:shomaru7君ってAIMが綺麗だなって思うんだけど、何か特別な練習していたりする?

shomaru7:AIMに限った練習は何もしてないですね。もちろん調整はしてますが。普段のランクやスクリムで立ち回りの研究も大事になるので、海外の試合を見たり、普段感じた事をチームメンバーで話し合ったりして、方向性を決めたりすることに重点をおいています。

Molis:スクリム配信とか見ていると、結構濃い話合いしているなと思う時もあれば、前までやってた”陰キャ戦法”をやりながらニコニコしてる時もあって楽しく見れてるよ!俺もやられた事あるしな~(笑)。実際やられてからは、家の中のクリアリングをしっかりする様にもなったし。いい経験になりました……(笑)。

shomaru7選手から見た世界との差とは?


Molis:今までインタビューしてきた人にも聞いてきたんだけど、shomaru7君から見た今の世界の選手と日本の選手の差ってなんだと思う?

shomaru7:配信でも言うんですけど、文化の差だと思います。最近だと「APEX」では日本と韓国でスクリムやってるんですけど、実力の差もやはり感じます。まず韓国ではゲームを仕事としてやっている。ここが凄い大事で……。
そもそも仕事としてプレイしているからこそ、ゲームに対しての意識が違って、やっぱり強いなっていつも思いますね。そういった意識が周りも分かっているからこそ、韓国では黄色い声援も飛び、本気でやっている姿を応援されたり後押しもある。それを受けてまた頑張っていけるんだと思います。日本だと、今でこそe-sportsと言えば分かる人が増えてきましたが、まだまだ笑われてしまうことも多いっていうのが現状だと思います……。
”世界一を取るための練習が何か?”というのは僕にもわかりませんが、そもそも”世界一を取るための練習”をできてないんだろうなと思います。意識的な意味で。そういう取り組み方をしていかなければいけないですね。

Molis:なるほどねー!それを言われると、確かに世界一までを日頃から視野に入れてプレイできていないよなって感じはやっぱりするね。話を聞いて、どこかしら納得してしまった部分あるし、片や悔しいなという部分もあったり……。今後の競技シーンには更に注目したいね!熱い意見をありがとう!

最後に、ファンの方々に一言お願いします!


shomaru7:いつも応援してくださる、リスナー兼信者の皆様……。僕が世界取るまで見守ってください。
んーー!!3150!!

Molis1991年生まれ、東京都在住、2019年ライターとして始動。PCゲーム、ネットが専門。
選手としてOverwatchやPUBGで活躍、現在もプロゲーマーとして活動している。

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