SunSister kendesu選手が語る世界との差。選手本人の趣味や世界大会に出場した経歴、SunSisterメンバーのことを紹介

SunSister kendesu選手インタビュー(前編)「チームに対して言いたいことは全部言えてる」

WRITTEN BY "Molis"
2020.03.13

SunSister kendesu選手インタビュー(前編)「チームに対して言いたいことは全部言えてる」

今回のインタビューはSunSisterのPUBG部門所属のkendesu選手。
現在同チーム(SunSister)に所属しPUBGの日本国内リーグ(PJS)で常にTOPに居続けているkendesu選手と対談という形でお話しいただきました。

SunSister kendesu


PUBG部門所属
年齢:28
血液型:AB型
星座:おとめ座
好きな食べ物:地元のお寿司(とろサーモン) 

kendesu選手といえば過去に行われたPJSでSunSisterが大逆転勝利を収めた大舞台で大量キルを獲得し、その名を一躍広めた人物である。リアルでは大人しくクールなイメージがあるが、ゲームではキルポテンシャルが非常に高く、対峙する相手にとっては一筋縄ではいかないプレイヤーだろう。そんなkendesu選手の活躍を切り取った動画がこちら。
https://youtu.be/zsnxNqhMGTE

経歴
Dreamhack Winter2017(H1Z1)
PUBG Asia Invitational 2017 G-STAR(PUBG)
Seoul Cup OGN Supermatch(PUBG)
MET ASIA SERIES PUBG CLASSIC(PUBG)
2019 PUBG GLOBAL CHAMPIONSHIP(PUBG)
Seoul Cup OGN Supermatch(PUBG)

SunSisterとは?
2010年12月に活動を開始し、2018年に法人化。今年で10年目を迎える。ゲームタイトルはAVA、Overwatch、RainbowSixSiege、Fortnite、PUBGMobile、PUBG、大乱闘スマッシュブラザーズなど幅広く部門を抱えており、活躍の幅としては日本国内e-sportsチームとしては大きなチームとなる。最近では大乱闘スマッシュブラザーズのShuton選手がEVO JAPANなどで優勝した事などが話題となっている。


kendesu選手のゲーム歴を教えてください


Molis: PCゲーム遍歴はどんな感じなのかな?

kendesu: 最初にハマったゲームはRED STONEっていうMMOで、それを1、2年やってたんですよ。

Molis: ……ごめん、なんで敬語なの?(笑) ※普段は敬語でやり取りしていない

kendesu: なんとなく……です(笑)

Molis: (笑) でも、MMOからスタートなんだ!

kendesu: そうなんです。実はMMOからスタートしたんです。そのあとにGunzっていうTPSのシューティング系のゲームに友達と移行してドハマリして3、4年やってたらサドンアタックがリリースされたんです。そこからサドンアタックに友達と移行して5年間プレイしてました。当時は周りの人にも恵まれていて、国内大会にも出たり、公式のオフライン大会で準優勝を2回取ったりしましたね。

Molis: おおー!すごいな!当時はどのチームに所属していたの?

kendesu: 【iZoNe】というチームでやってました。

Molis: インゲームネームって今と同じじゃないよね?

kendesu: ですね。そのときの名前は【Break】って名前でやってました。サドンアタックのあとにMMOのTERAっていうゲームをやったり、シューティングゲームをやったりしていたんですが、それくらいの時期にH1Z1というバトルロワイヤルのTPP(3人称視点)のゲームが出てきました。そのときに今のkendesuっていうインゲームネームにしたんです。

Molis: kendesuのTwitterの名前の後ろにBreakってついてるのはそこからなんだね。kendesuがH1Z1の世界大会に出てるのは知ってたなあ。

kendesu: 僕としては初めてのバトルロワイヤルで楽しかったんですけど、当時は国内大会とかもあんまりなくてボーっとする日々が続いてたんですよね。だけど、やっている内に海外でDreamHackという世界大会に出れる機会を頂いて、往復30万を自腹で支払ってDreamHack Winter 2017に出たんですよ。

Molis: 自腹……。ほとんどサポートとかないだろうし、当時と比べると今はまだ恵まれていると言えるよね。そのあとにPUBGが出てプレイしたの?

kendesu: PUBGはリリースされてから半年はプレイしてなかったんですよね。けれど半年後にH1Z1の頃の友達からPUBGに誘われてやってみたんです。なんで半年プレイしていなかったんだって思うほど楽しかったですね(笑)そんなある日、PUBGの国内大会があるという事で誘われて結成したチームが【BuhidouGaming】なんです。メンバーの一人のBILLONさんが私用で欠場となったために、現RJのマネージャーのTakomayoさん(当時はスタメン)に「BILLONさんの代わりに出てくれないか」と頼まれたのがきっかけでチームに参加しました。

BuhidouGaming
Takomayo
SeaKingJAWS
kendesu
Rapiacta
BILLON(リザーブ)


Molis: 今でも思うけど、当時のSeaKingJAWS君めちゃくちゃ強いって騒がれてたよね。

kendesu: 今もだけど、あのとき本当に強かったよね!!

チームメンバーやチームの事をどう思っているか教えてもらえますか?


Molis: SunSisterのメンバーやチームともかれこれ5ヵ月目になりますが、kendesu選手が感じるメンバーの良い所はどういったところだろう?

kendesu: 難しいですね、それ……。簡単にまとめてもいいですか?(笑)

Molis: いいよ!(笑)

kendesu: そしたら、まずは……。いやあぁぁぁ、人の紹介って1番難しいですね。(笑)
そしたらまずはCrazySamさんで。サムさんはチームに入った時に一番感じたのは、何よりも連携を重視してくれている人なんだなと。何をするにしても声出してくれるので、チームに欠かせない存在である事は間違いないですね。
gabha君は他チームの分析をずっとしてくれていて、誰よりも勝利に向かって貪欲に研究しています。それが勝利に繋がる事が多くて、とても助かってますね。
fiachanはすごい安定したAIM力を持ってて、海外Scrimではモストキルだった事もあって、言いにくい指摘もズバっと言ってくれるのでチームにメリハリをつけてくれる存在ですね。

Molis: それぞれの選手で別々の良い部分があってお互いに尊重しあえそうな形ですね!
チームに対して実は言えないけど、本当はお願いしたい事とかはあったりする?

kendesu: 実はチームに対して言いたいことは全部言えてるんですよね。

Molis: そうなの!?

kendesu: 仲の良いチームなのは間違いなくて、それが何かを言った事によって関係が悪化するような薄いものではないので、しっかり発言できていますね。

Molis: しっかり発言できてるからこそ、更に仲が深まってるんだね。普段も別のゲーム一緒にやってるし、そこまで仲良くできるのも珍しいと思うよ!チームオーナーがフレンドリーだから途中でチームに入ってきた人も積極的に発言しやすいよね。

色んなタイトルで世界大会に出てると思いますが一番記憶に残る大会は何でしょうか?


kendesu: やっぱりPAIですかね。

PAI
PUBGの国際大会でPUBG ASIA INVITATIONALの略称。今回は2019年11月に開かれたPUBG ASIA INVITATIONAL at G-STAR 2017のことを指す。


Molis: お、国際大会だね。理由は?

kendesu: 初めてPUBGで出た世界大会っていうのと…… 何よりDuo部門でドン勝とれたからですね!

Molis: 覚えてるよー!!俺も試合が終わって、ちょっと時間が空いたんだよね。で、そのときに観戦した!そしたら見事にドン勝取ってて、素直に"すごいなぁ~"って気持ちになったのは今でもしっかり覚えてる!正直な話、PAIは自信あったの?

kendesu: 練習がまだ全然足りなかったので、自信なんてまったくありませんでしたね……。当時なんて、まだ120時間しかプレイしてなくて、初心者と遜色なかったんです(笑)

Molis: ええ!!!本当?!

kendesu: いやぁー、やっぱ持ってるんですよね……。(笑)

Molis: さすが世界に6回も行く人間は違いますね!(笑)


SunSister kendesu選手インタビュー(後編)「ずっと未知の出来事が起きているような感覚だった」
https://game-sport.jp/article/157

Molis1991年生まれ、東京都在住、2019年ライターとして始動。PCゲーム、ネットが専門。
選手としてOverwatchやPUBGで活躍、現在もプロゲーマーとして活動している。

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